大垣ミナモ完敗…開幕３戦無得点　戸田中央総合病院は執念白星

日本女子ソフトボールリーグ （ 2018年4月29日 ）

　岐阜・大垣、愛媛・松山、沖縄・読谷の３会場で第１節の６試合を消化し、昇格組の大垣ミナモはわずか１安打でデンソーに０―２と完敗した。戸田中央総合病院に敗れた昨年２位の太陽誘電とともに、開幕３連敗となった。

　大垣ミナモは１勝が、１点が遠い。先発ロバーツの粘投も報われず、開幕から３試合連続の零敗を喫した。２回にチーム唯一の安打を放った平川主将は「相手投手のボールに対応するスイングができていない」と反省する。地元・大垣で見せ場をつくれないまま屈辱の連敗。溝江香澄監督は「勝てるゲームを落として悔しい。立て直して、ここから勝利を積み重ねたい」と逆襲を誓った。

　戸田中央総合病院は真っ向勝負で、昨年２位の太陽誘電を撃破した。初回、３回とリードを許しながら、しぶとい打撃で連投の藤田を攻略。同点にした５回の攻撃では、走塁の微妙な判定を巡り、田上美和監督がスタンドにも届く大声で猛抗議。勝利への執念が最後に実った。「最近はおとなしい監督さんが多いけど、言うときは言わないと」と振り返った指揮官は「まだ３試合。守備を鍛えないと」と２失策した内野陣の奮起を促した。