16歳・山本、決勝進出逃すも観客魅了「めっちゃ楽しかった」

[ 2018年2月18日 14:28 ]

平昌冬季五輪 フリースタイルスキー・男子スロープスタイル予選 ( 2018年2月18日 )

自身の得点を見て声をあげる山本泰成(AP)
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 フリースタイルスキー・スロープスタイル男子は18日に予選と決勝が行われ、日本選手として同種目初出場を果たした山本泰成(16=尾瀬ク)は70・40点の20位で上位12人による決勝には進めなかった。

 「うまくジブがはまらず、少し雑になったキッカーでは自分の中では満足いく演技できた」。ストックを持たない独特のスタイルで、トリック中に持ち替える多彩なグラブでも魅せた。それ以上に滑り終えた後の快活な笑顔と明るいリアクションは観客の心をつかんだ。2回目に向かう途中でも観客とハイタッチをかわすなど初めての五輪も物怖じせずに満喫。「人生で一番いいコースを滑れて、めっちゃ楽しかった」と声を弾ませた。

 モーグル男子銅メダルの原大智(20=日大)と同じ東京出身スキーヤー。16歳の世界ジュニア王者のキャリアはまだ始まったばかりだ。「決勝に行けなかったのでまだまだ。もっとレベルアップして、みんなが知っているヤマモトになって次の五輪でリベンジしたい」と4年後の姿を思い描いた。

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