宇野“憧れ”羽生とワンツー「いつまでも追いかけ続けたい」

[ 2018年2月18日 05:30 ]

平昌冬季五輪 フィギュアスケート男子フリー ( 2018年2月17日    江陵アイスアリーナ )

万感の表情でフィニッシュする宇野(撮影・小海途 良幹)
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 最終滑走を待つ間、宇野は全員の演技を観察していた。「完璧な演技をしたら1位になる計算をしていました」。ところが、最初の4回転ループで転倒。「その時点で笑いました」と、SP3位からの逆転のシナリオが狂っても、20歳は慌てなかった。

 今季2度目のフリー200点超えとなる202・73点は、傷口を最小限にとどめる好演技だった。ただ、2位には心からの笑顔も涙もなかった。「五輪の銀メダルは、他の試合での銀メダルとあまり違いを感じていません」。喜びを爆発させた羽生とは対照的に、冷静に振り返った。

 22年の北京五輪が控えるが、まずは羽生を超えることが目の前の目標だ。「凄く憧れている。昔から日本一になることが世界一難しいと思っていた。いつまでも追いかけ続けたい」。ジャンプの質を高めることが追いつき、追い越す条件。また練習漬けの日々が始まる。

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2018年2月18日のニュース