カー娘、修正4勝 中国に黒星もOAR撃破 初1次L突破前進

[ 2018年2月18日 05:30 ]

平昌冬季五輪 カーリング女子1次リーグ   日本10―5OAR ( 2018年2月17日 )

OARに勝利し喜ぶ藤沢(手前左から2人目)、鈴木(右端)ら
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 女子1次リーグで世界ランク6位の日本(LS北見)は、午前の試合で同10位の中国に延長戦の末に6―7で敗れた。開幕からの連勝は3でストップしたが、夜に同3位のロシアの選手で編成されたOARに10―5で勝利し、通算4勝1敗とした。男子1次リーグでは、同8位の日本(SC軽井沢ク)が同13位のイタリアを6―5で破り、連敗を止めて2勝2敗とした。

 ショックを引きずらなかった。中国に延長の末に敗れてから、約8時間後に始まったOARとの試合。藤沢が好ショットを見せたのは、5―4で迎えた第7エンドだ。ラストショットが中心に最も近かったOARのストーンをはじき出した。OARの最後の一投は決まらず、不利な先攻で3点。司令塔は「自信を持って投げるだけだった。何もプレッシャーはなかった」と涼しい表情で振り返った。

 中国戦で開幕からの連勝は3でストップ。サードの吉田知は「しっかり悔しかったし、しっかり落ち込んだ」と言う。折れかけた心を救ってくれたのはライバルだった。世界選手権優勝の経験がある中国の王氷玉が、世界カーリングツアーのホームページ上で「日本が強いのは分かっていた」とコメント。それを見つけチームメートに伝えた吉田知は、「言葉に自信をもらった。ライバルに感謝です」と笑みを浮かべた。

 18日は試合がなく、19日に世界1位のカナダ、同5位のスウェーデンと激突。史上初の1次リーグ突破へ、再び進撃する。

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2018年2月18日のニュース