ウッズ、違法運転で逮捕も食い違う主張と証言 薬物か?飲酒か?

[ 2017年5月30日 13:20 ]

違法運転で拘束されたタイガー・ウッズ(AP)
Photo By AP

 男子ゴルフの元世界ランキング1位、タイガー・ウッズ(41=米国)が29日午前3時に自宅のあるフロリダ州ジュピターで「違法運転(DUI)」の容疑で逮捕された。

 現場は6車線ある道路(ミリタリー・トレイル)でウッズは自宅とは逆方向に愛車のベンツを運転。恋人とされているクリスティン・スミスさん(32歳)はテキサス州ダラスにいたが、車内に何人いたのかは明らかになっていない。

 地元警察は停車を命じ、DUIの現行犯でウッズの身柄を拘束。AP通信によればパームビーチ郡の拘置所にいたのは同日午前7時18分から午前10時50分までで、その後、保釈金なしに釈放された。

 ウッズは午後7時になって声明を発表。「すべて自分の責任。わかってもらいたいのはアルコールは摂取していなかったこと。処方された複数の薬を服用をしたが、予想もしなかった強い副作用が出てしまった。家族、友人、ファンには本当に申しわけない。今後二度とこのようなことがないように全力を尽くす」と逮捕にいたった背景を説明して謝罪した。

 ただし2009年に起こった車の衝突事故とそれに続く愛人スキャンダルを徹底的に報じたゴシップ専門サイト「TMZ」はウッズとは異なる見解と事実を公表。警察関係者の証言としてウッズからアルコール臭が漂っていたことを報じている。さらにウッズは声明の中で「警察には最大限の協力をしたし、シュピター警察とパームビーチ郡保安局のプロ意識に徹した対応には感謝している」としたが、TMZはウッズが酒気検知器(ブレサライザー)による検査を拒否したと報道。フロリダ州の法律では酒気検知器をドライバーが拒否した場合には自動的に免許が取り消されて逮捕されるため、それが身柄を拘束される原因になったという見方が出てきている。態度が一時、きわめて傲慢だったとも伝えられており、当局がどのような事実を公表するのかが注目されるところだ。

 メジャー14勝を誇るウッズは1月の米ツアーで1年5カ月ぶりに復帰したものの、その翌週の大会を途中棄権して再び戦線離脱。メジャー初戦のマスターズも欠場し、4月下旬には腰と足の痛みを軽減するために4度目の手術に踏み切った。自らの公式サイトでは「手術はうまくいった」と報告。「きちんと回復すれば、ずっと苦しんできた痛みから解放されるはずだ」とコメントしていたが、今度は別の問題を抱える結果となった。

 ウッズは2009年、自宅近くの木に車を衝突させ、不注意な運転をしたとして164ドルの罰金処分を科せられたが、このとき「運転前にアルコールを摂取していた」、「睡眠導入剤(アンビエン)と鎮痛剤(バイコディン)の両方を処方されていた」という2つの証言があった。今回、現場でウッズを逮捕した警察官は路上を歩かせるテストを行っており、かなり不審な状態だったことは確か。“前科”との因果関係にもあらためてスポットライトが当てられそうだ。

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