ペンギンズ先勝 第2Pに“沈黙”のあと第3Pにゲンツェルが勝ち越しゴール!

[ 2017年5月30日 15:25 ]

第3Pに勝ち越しのゴールを挙げたペンギンズのゲンツェル(中央)
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 NHLの王者を決めるスタンレー杯決勝が29日にペンシルベニア州ピッツバーグで開幕。東地区を制した地元のペンギンズが苦戦の末に西地区覇者のプレデターズを5―3(3―0、0―1、2―2)で退けて初戦を白星で飾った。

 2年連続5度目の優勝を狙う東地区全体2位のペンギンズは第1PにFWエフゲニー・マルキン(30歳)らが3ゴールをマーク。リーグを代表するGKの1人、プレデターズのペッカ・リネ(34歳)にプレッシャーをかけた。

 しかし第2Pに入ると自慢の攻撃陣がプレデターズを支えてきた屈強な守備陣に抑えられて四苦八苦。このピリオドの20分間で一度もショットを放てなかった。

 ショット数が公式記録となった1958年以来、1ピリオドで「ショット0」に終わったのは、スタンレー杯決勝では史上初めて。3―1で迎えた第3Pに入ると一気に流れが変わり、13分29秒、プレデターズのFWフレデリック・ゴードロー(24歳)にゴールを許したところで3―3の同点に追いつかれた。

 しかしペンギンズは追い詰められてから地力を発揮。16分43秒、新人FWのジェイク・ゲンツェル(22)が勝ち越しのゴールを決めて再びリードを奪った。チームにとってはこれが37分ぶりのショット。長いブランクを埋める“一発”が貴重な決勝点となり、わずか12ショット(5ゴール)ながら勝利をものにした。

 チーム創設18季目で初めて大舞台に駒を進めたプレデターズは中6日という休養がものを言い、スタミナ面で優位に立って最後まで善戦。西地区最後の第8シードからの挑戦だが、あと一歩で“金星”を逃した。なお第2戦は同じピッツバーグで31日(日本時間6月1日)に行われる。

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