高安 大関昇進へ「模範になるよう」、日本出身で平成生まれ初

[ 2017年5月30日 05:30 ]

夏場所一夜明け会見で笑顔を見せる高安
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 千秋楽から一夜明け、高安は東京都江戸川区の田子ノ浦部屋で会見に臨んだ。31日の名古屋場所(7月9日初日、愛知県体育館)番付編成会議と臨時理事会を経て、正式に「大関・高安」が誕生する。「中途半端な覚悟では取れない地位。模範になるような堂々とした大関になりたい」と抱負を語った。

 平成生まれの日本出身力士では初の大関昇進となるが、既に年下の御嶽海、正代らが三役に上がってきている。「触発される。もう一度気持ちを奮い立たせて向かっていきたい」と大関として平成世代を引っ張っていく覚悟を示した。夏場所前には「全勝優勝したい」と高い目標を掲げたが、優勝した白鵬に4勝差の11勝に終わった。「次は優勝を目指してやっていく。15日間全部勝つつもりで頑張る」と再び初優勝を見据えた。

 兄弟子の横綱・稀勢の里とは前日の部屋の打ち上げパーティーで話し「おめでとう」と言われたという。「今の自分があるのは横綱のおかげ。感謝しながら、早く追い付きたい」と横綱の地位も意識していた。

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