白鵬ら鳥取でパレード 地元力士と地震被災者応援

[ 2016年10月31日 11:04 ]

 最大震度6弱を観測した鳥取県中部の地震で、生活などへの影響が続く県民を励ますため、横綱白鵬(31)や新番付発表で新入幕が決まった鳥取市出身の石浦(26)らが31日、オープンカーで同市内をパレードした。「復興頑張ります」の横断幕を持った市民らが駆け付け、笑顔で声援を送った。

 パレードに先立ち、鳥取県庁前で行われた出発式では、白鵬らが応援メッセージの書かれた色紙を平井伸治知事に贈呈し「パレードで皆さんに勇気と笑顔を与えたい」と話した。

 パレードは県出身の力士として53年ぶりの入幕となった石浦を応援するために母校の鳥取城北高などが企画。地震後、白鵬や石浦が所属する宮城野部屋の力士らを中心に「鳥取を応援したい」との申し出があったという。石浦は「鳥取は今地震で大変だが、元気な相撲を見せることで勇気を与えたい」と活躍を誓った。

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2016年10月31日のニュース