宮原　強気に攻めて３位ＧＰファイナルに望み「頑張るだけじゃ駄目」

フィギュアスケートＧＰシリーズ第２戦スケートカナダ第２日 （ 2016年10月29日    カナダ・ミシソーガ ）

女子で３位に食い込んだ宮原
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　宮原はＳＰから一転して強気に攻めた。「しっかり上に踏み切る意識を持った」。序盤から３回転ループ、３回転ルッツ―３回転トーループの連続ジャンプを持ち味の高速回転で奇麗に決めた。フリーではスター・ウォーズの曲に乗って、ヒロイン「レイア姫」をほうふつさせる白い衣装と撫でつけた髪形で舞う。イメージする「強い女性」になりきって跳んだ。

　ＳＰでは緊張から弱気になり、スピードのないジャンプが回転不足と判定されて５位と出遅れた。試合後、浜田美栄コーチから「頑張るだけじゃダメ。結果を出さないといけない」と厳しく指摘され、宿舎に帰ると泣いて悔しがった。

　涙で弱気を洗い流して迎えたフリーは後半のジャンプでは回転不足を取られ、ステップでは規定の軌道を描かず「０点」となって「ビックリした」と首をひねったが、勢いよく演じきって何とか３位まで浮上。「ショートよりはいい演技ができた。３位という結果にはホッとしています」。ＧＰファイナル出場に望みをつなぐ最低限の結果に、浜田コーチも「真面目すぎて、度胸がないところが昨日は出ちゃったけれど、今日はよく滑った」と褒めた。