今季引退サオリン黒星発進 精彩欠き「最低だった」

[ 2016年10月31日 05:30 ]

<東レ・PFU>レシーブする木村
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 バレーボールVプレミアリーグ女子の3試合が30日に東京体育館で行われ、今季限りでの現役引退を表明している木村沙織(30)を擁する東レは、今季昇格したPFUに1―3で敗れて黒星発進となった。木村はフル出場して11得点をマークしたものの、アタック決定率21・6%と精彩を欠いた。

 五輪4大会連続出場、リオでは主将を務めるなど、女子バレーを引っ張ってきた木村のラストシーズンが、悔しさとともに始まった。今季初昇格のPFUに1―3で完敗。アタック決定率が21・6%にとどまった30歳は「単調な攻撃しかできなかった。今日は最低だった」と振り返った。

 準々決勝敗退に終わったリオ五輪を最後に引退するつもりだったが、リーグを戦い抜いてからコートを去ることを決断し、10日に自身のブログで発表。日本から遠く治安が懸念されていたリオには母・朋子さんらが応援に来られず、「いいバレーをして、恩返ししたい」という思いが決め手になった。チーム合流は約1カ月前で、ここからコンディションは上がっていく。「できる限りのことをして、結果を残したい」と闘志を高めた。

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2016年10月31日のニュース