第8回しまだ大井川マラソン 男子は森、女子は河村が優勝!

[ 2016年10月31日 05:30 ]

フルマラソンの部で優勝した森(左)と河村
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 スポニチ共催「第8回しまだ大井川マラソンinリバティ」は30日、静岡県島田市の同市役所前をスタートし、大井川沿いのマラソン専用コース「リバティ」を通り、同市陸上競技場をゴールとする42・195キロに9373人がエントリーして行われた。フルマラソン男子は森貴樹(35)が2時間20分36秒、女子は河村奈津紀(25)が2時間51分32秒で優勝した。昨年新設された10キロは1409人が参加して男子が中川学(31)、女子は河合さおり(40)が制した。03年世界選手権パリ大会女子マラソン銅メダルの千葉真子さん(40)がゲスト参加し、大会を盛り上げた。

 <男子フル>3回目の出場の森がうれしい初優勝を飾った。東京出身で高校から陸上を始めて、成蹊大陸上部で活躍した。現在は埼玉に在住し、学校事務をしながら、千葉のモントブランに所属して陸上を続けている。5キロで昨年優勝の山内が前に出て離されたが、動揺せずに自分のペースを守り15キロで追いつき逆転、後続を突き放した。「びわこや東京でも走っているが優勝の味は格別ですね」とうれしそうに優勝インタビューに答えた。今後の目標は、再来月に行われる福岡国際マラソン。「自己ベストを更新します」と力強かった。

 <女子フル>藤枝市生まれ、島田高陸上部出身の河村が見事に連覇を飾った。「駅伝を走ったばかりで、フルマラソンの練習をしていなかったので、サブスリーが出ればいいかな」と思っていたという河村。風が強いコンディションの中だったが、途中、男子ランナーの後ろを走って、風よけをしながら目標タイムを大きく上回りゴールした。「足はできていると自分に言い聞かせながら走りました。声援もとても力になりました」と地元での優勝に喜びもひとしおだった。

 <男女10キロ>浜松のHonda RCに所属する中川と河合がアベックV。中学から陸上を始め、社会人になってからも浜松で競技を続ける中川は、前年優勝の島田に前半リードされたが、ラスト1キロで突き放し、「気持ち良く走れた」とにっこり。「環境がいいので、また走りたい」と来年の参加も約束した。昨年は年代別で優勝、今年は総合優勝した河合は、ぶっちぎりのV。家事の合間に週3、4回の練習をこなしている。「フルマラソンで勝ったこともある思い出のある大会で勝てて良かった」と笑顔だった。

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2016年10月31日のニュース