沙羅 貫録20歳初V!「諦めずにベスト尽くす」日本ハムが刺激

[ 2016年10月31日 05:30 ]

ノルディックスキーNHK杯ジャンプ大会 ( 2016年10月30日    北海道札幌市・大倉山ジャンプ競技場=HS134メートル、K点120メートル )

表彰台で笑顔を見せる高梨
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 今季国内開幕戦で、女子は昨季ワールドカップ(W杯)個人総合優勝の高梨沙羅(クラレ)が134メートル、130メートルの合計268・7点で貫禄勝ちした。男子は伊東大貴(雪印メグミルク)が135メートル、137・5メートルの293・0点で優勝。44歳の葛西紀明(土屋ホーム)は118メートル、127メートルの236・0点で、竹内択(北野建設)とともに6位だった。

 気温0度、小雪が舞う大倉山で高梨が130メートル超えの特大アーチを連発した。今季初めて冬仕様の氷の助走路を使った国内大会で圧勝し、「気持ちよく飛べた。(踏み切りで)遅れ気味だったが、2回目は修正できた」と笑みを浮かべた。

 プロ野球では北海道が本拠地の日本ハムが広島を下して、日本一に輝いた。「最後の最後に粘りで巻き返す力強さは凄く励みになった。諦めずにベストを尽くし、巻き返すことはジャンプにもつながる」。北海道出身の高梨には快進撃が大きな刺激になった。今月8日に誕生日を迎え、20歳となった。フィンランド合宿中にはお酒も試してみたという高梨は「テンションが上がったけど、おいしくなかったです」と苦笑い。20歳初Vを飾り、「自分を高めていきたい」と成人の誓いを立てた。

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2016年10月31日のニュース