サントリー開幕9連勝 MОMの真壁が代表復帰に意欲

[ 2016年10月31日 05:30 ]

トップリーグ第9節 ( 2016年10月30日 )

<サントリー・クボタ>後半、力強い突破を見せるサントリーの真壁(中央)
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 3試合が行われ、サントリーはクボタに38―0で快勝。今季2度目の完封勝ちで開幕9連勝を飾り、勝ち点42の2位で前半戦を終えた。昨年のW杯日本代表ロックの真壁伸弥(29)が今季初のフル出場でマン・オブ・ザ・マッチを獲得。来春の代表復帰に意欲を示した。また、パナソニックはケガから復帰したWTB山田章仁(31)の2トライの活躍で、豊田自動織機に圧勝。リーグは代表活動期間による中断を挟み、12月3日に再開される。

 80分間、体を張り続けた。ボールを持てば鬼の形相で突破を図り、スクラムの前には気合注入のために吠える。前半24分には「かなり時間をかけて練習してきた」モールでの今季初トライに貢献。真壁は「まだまだですね。最後は足が止まった」と振り返りながらも、充実の表情を浮かべた。

 今春はスーパーラグビー(SR)のサンウルブズで活躍も、4月の南アフリカ遠征中の試合で脳振とうを起こし帰国。以降のSRと春の代表招集は見送られた。今季も開幕戦でいきなり負傷し、復帰は9月17日の第4節。「それまでのパフォーマンスが悪かったので」と今秋の代表招集も見送られたことは納得済みも、再び日の丸を背負う意欲は十分だ。「11月はウエートトレーニングをしたり、もう一度ベースをつくりたい」とポジティブに捉え、来春の代表復帰へ「頑張ります」と短い言葉に思いを込めた。

 昨季は9位と不振のチームも、沢木敬介新監督の下で開幕9連勝。4季ぶりの優勝へ、指揮官は「ヤマハ発動機の強みのセットピースを出させない戦術を考えたい」と12月24日に控える天王山を見据えた。

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2016年10月31日のニュース