沙羅 大差で4季ぶりV 冬の国内開幕戦K点越え連発!

[ 2015年11月1日 05:30 ]

優勝が決まり、2位の岩渕(左)と握手をする高梨

全日本選手権ジャンプ第2日

 ノルディックスキー全日本選手権ジャンプ第1日は30日に北海道札幌市宮の森ジャンプ競技場でノーマルヒル(HS100メートル、K点90メートル)が行われ、女子は高梨沙羅(19=クラレ)が92メートル、90メートルのK点越えを2本そろえ、合計231・5点で2位に大差をつけ、12年以来4季ぶりの優勝を飾った。男子は伊藤謙司郎(25=雪印メグミルク)が93・5メートル、85メートルの合計222・5点で優勝。43歳の?西紀明(土屋ホーム)は1回目94・5メートルで首位に立ったが、2回目79メートルで7位に終わった。=北海道札幌市宮の森ジャンプ競技場=

 まさに圧勝だった。女子でただ一人、K点越えを連発。92メートル、90メートル。終わってみれば231・5点で2位に60・5点の大差をつけた。冬の国内開幕戦で貫禄Vを飾ると、「これで本格的な冬にスムーズに入れる。(凍った助走路の)アイストラックで(冬への)入りは良かった。いいスタートになる」と笑みを浮かべた。

 今夏は海外のグランプリ(GP)で5戦全勝し、総合4連覇。それでも慢心はない。助走路の滑りを重点に練習を重ねた。きょう1日は札幌・大倉山で全日本選手権兼NHK杯に臨む。「あすも、いいパフォーマンスをしたい」。きっちりと国内開幕2連勝を飾りW杯への弾みにするつもりだ。

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2015年11月1日のニュース