松山V圏3差4位 逆転Vへ出すぞ「爆発的スコア」

[ 2015年11月1日 05:30 ]

18番でアプローチショットを放つ松山

USPGAツアー CIMBクラシック第3日

(10月31日 マレーシア・クアラルンプール クアラルンプールG&CC=6985ヤード、パー72)
 3位から出た松山英樹(23=LEXUS)は6バーディー、2ボギーの68で回り、通算17アンダー、199で首位と3打差の4位と好位置をキープした。28位から出た石川遼(24=CASIO)は71で回り、通算7アンダーの37位。ジャスティン・トーマス(22)とブレンダン・スティール(32=ともに米国)が通算20アンダーで首位に並んだ。

 松山はスコアを伸ばしたものの、首位と2打差の3位から3打差の4位にわずかに後退。それでも、「どうなるかはまだ分からない。しっかり伸ばして最後までもつれるように」と視線は米ツアー2勝目だけを捉えていた。

 第2ラウンドまで安定していたティーショットが大きく曲がる場面もあったが、「伸ばせるところは伸ばすことができた」いう自負がある。距離が短くチャンスホールの503ヤードの3番パー5と2・5メートルにつけた4番で連続バーディーを奪った。一方で、15番で3パットのボギーを叩くなどした後半は「パットの感覚が徐々にずれてきている」と何度も天を仰ぐ場面が見られた。

 5位以内で最終日を迎えるのはディフェンディングチャンピオンとして迎えた6月のメモリアル・トーナメント以来。「終盤になるにつれて(スコアを)崩してはいけないという気持ちが入ってきて、ミスにつながってくる」と厳しい状況での精神面を課題に挙げたが、久しぶりの優勝争いを前に気持ちは自然と高ぶってくる。「爆発的なスコアは(毎日)誰かに出ている。それが自分に来るように」と逆転のシナリオを頭に描いた。

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2015年11月1日のニュース