中矢、あと一歩…銀メダルも「まだまだ甘い」

[ 2012年7月31日 06:00 ]

銀メダルの中矢と、優勝したイサエフ

ロンドン五輪 柔道男子73キロ級

 大一番で絶対の武器を逆に相手から食らった。信じられない敗戦に目が潤み、中矢の視界がぼやける。中村兼三コーチの掛ける言葉も耳に届かない。「日本代表として出場したので絶対、金メダルを獲らなきゃいけないと思っていた。相手の方がそういう気持ちが強かった。ああいう結果になってしまった。まだまだ甘いと分かった」。震える声で絞り出した。

 イサエフとの決勝は組ませてもらえずリズムに乗れなかった。1分すぎには相手の寝技で古傷の右肘を決められた。関節技を決められたままひっくり返し、その後は痛みをこらえながら戦った。だが、迎えた3分42秒、すくい投げを内股で返されて有効を奪われた。

 「決勝で逆に寝技でピンチに追いやられた。ああいう悪い状況をつくってしまったのが自分の敗因。担ぎが入った時はいったなと思ったけど、力を利用されて関節技に入られた」。準決勝まで寝技で2試合に一本勝ちするなど武器がさえたが、あと一歩でメダルの色は金から銀に変わった。

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