兼本「２０代に負けていない」今季２勝目王手

第３日、ホールアウト後、ギャラリーの声援に応える兼本貴司

　【コカ・コーラ東海クラシック第３日】兼本が今季２勝目に王手をかけた。２４歳の朴星俊、２１歳のアフィバーンラトの若い２人に挟まれてのラウンドだったが、「アラフォーも今は強いよ。２０代に負けていない」と３９歳は胸を張った。

　　好調の要因はドライバーだ。７月のレクサスで今季初優勝を飾ったが、その時に使っていた１Ｗのヘッドが同月末に割れてしまった。以後、約２０本のクラブを試行錯誤。その間、３試合で予選落ち。しかし今週から使い始めた新１Ｗは「高い球と低い球を意識して出すことができる」とようやく安心できるものに出合った。３日目までの平均飛距離は２８４ヤードでランク１２位。「ベリーグッドと言っていい。ショットもパットもいいから」とこの日も４バーディーを奪いトップに立った。

　優勝争いは４打差以内に１０人がひしめく混戦。「もう一回勝ちたい。狙ってみたい」と自身初の年間２勝目に照準を定めた。