元朝青龍「もっと立派な人間に」も「30代、40代は暴れる」

[ 2010年10月3日 18:38 ]

 慣れ親しんだ大銀杏に別れを告げた元横綱朝青龍は、しみじみとした表情で心境を語った。

 ――断髪式を終えて。
 「千秋楽の優勝決定戦のような声援をいただき、うれしい限り。いろんな思いがあふれてきた」
 ――多くの人がはさみを入れてくれた。
 「ともにモンゴルから来た朝赤龍関の時は思いが深くなった。わたしの相撲人生で最大の目標だった(元横綱千代の富士の)九重親方も来てくれた。ありがたい」
 ――最後は土俵にキス。
 「この土俵で一人で戦ってきた。土俵はわたしの人生には欠かせないもので、本当に大事。ものすごく感謝している」
 ――生まれ変わったら何になりたいか。
 「大和魂を持った日本人に生まれ変わり、日本人横綱になりたかった」
 ――第二の人生は。
 「さっぱり分からないが、30代、40代は暴れます。人生には谷もあれば山もある。もっともっと立派な人間になりたい。目標はあるが、それは達成してから言うよ」
 ――史上最多の優勝32回を超えたかったか。
 「達成していないから口に出すものではないが、それが何よりも自分の相撲人生の目標だった」

続きを表示

2010年10月3日のニュース