モンゴル勢が再出発応援!白鵬、先輩横綱に別れ

[ 2010年10月3日 20:04 ]

 元横綱朝青龍の引退相撲に参加したモンゴル出身力士たちは、別れを惜しむとともに再出発にエールを送った。62連勝中の横綱白鵬にとって朝青龍は同郷の先輩横綱でライバル。断髪式で「失礼します。お疲れさまでした」と声を掛け、はさみを入れたという。

 2月に引退した時は大粒の涙を流した。「最後の晴れ舞台で、はさみを入れて光栄に思う。同じ土俵に上がったし、千秋楽の優勝決定戦のような感じがした」と感慨深げ。先輩の再出発に向け「何かの形で相撲界とかかわりがあると思う。このまま去ることは絶対にない」と力を込めた。

 弟分でもある大関日馬富士は最後の土俵入りで太刀持ちを務め「横綱が土俵に上がると華がある。まだ優勝10回くらいできるのでは」と引退を惜しんだ。

 一緒に相撲留学した高知・明徳義塾高から高砂部屋に入門した弟弟子の朝赤龍は「2人で初めて飛行機に乗って日本に来たことは今も覚えている」と思い出に浸った。モンゴル出身初の力士である旭天鵬は元朝青龍の今後に興味津々。「政治なのか、ビジネスなのか、格闘技なのか。じっとしている人間じゃないからね」と笑っていた。

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2010年10月3日のニュース