5年目の松村 プレーオフ制し涙の初優勝!

[ 2010年10月3日 18:12 ]

 【コカ・コーラ東海クラシック最終日】3ホールに及ぶ激闘となったプレーオフを制した松村が、右手で涙をぬぐった。「今までの練習や、親の顔が頭の中で浮かんできて」。プロ転向5年目での初勝利に感極まった様子だった。

 3打差の4位から出たが、6番までに三つスコアを落とし、一時は優勝戦線から脱落。しかしここから「全ホールで攻めていった」と開き直り、七つのバーディーを積み上げた。18番では13メートルのバーディーパットを見事に沈め、ごぼう抜きでプレーオフに滑り込んだ。
 父・孝さんの影響でゴルフを始め、日大4年時にはマッチプレーで争った日本学生王座決定戦で当時東北福祉大の池田勇太を決勝で下し優勝。だが「大きいタイトルはそれだけだった」と苦笑した。
 試合のない空き週に合計7時間近くランニングをこなすなど、プロとしての体力づくりが実を結んだ。「石川君、池田君、薗田君と若い世代が頑張っている。僕も負けたくない」。伸び盛りの27歳は力強く宣言した。

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2010年10月3日のニュース