白鵬鮮やか!自身初の「網打ち」で快勝

[ 2010年1月13日 06:00 ]

 【初場所3日目】横綱・白鵬が自身初の決まり手、網打ちで豊ノ島を下し初日から3連勝。立ち合いで相手に右を差されたが、そのまま両腕で抱え込みながら右に振って鮮やかに勝負を決めた。

 支度部屋で決まり手を伝え聞くと「網打ちっていうんだ。初めてだな。流れ、タイミングが良かった」と振り返った。この日、魁皇が歴代単独1位となる幕内通算808勝の新記録を樹立したことには「一言、凄い。私にはできない。相撲だけじゃなく、日頃の努力があるからでしょう」と敬意を表していた。

 ≪朝青龍、大海を心配≫朝青龍は危なげない相撲で初日から3連勝。栃ノ心を相手に左四つで組み止めて寄り切り「3連勝?先のことは考えていない。その場で力を出せればいい」と淡々と話した。自身のことよりも同じ高砂一門で10勝しなければ引退を宣言している千代大海のことが気になる様子で「前相撲の時に大関だったから。突き押しでああなりたいと思っていた。精いっぱい頑張ってほしい」。3連敗して崖っ縁の同門の先輩にエールを送っていた。

 ≪琴光喜は2年ぶり3連敗≫琴光喜が北勝力にいいところなく敗れて08年3月の春場所以来、約2年ぶりに初日からの3連敗を喫した。立ち合いから強烈な突っ張りに棒立ち状態。なんとかしのごうとしたものの、送り出された。「相手を捕まえたかった。相手に合わせて相撲を取っている。下からいこうと思ったのに…」と支度部屋では力なく話した。

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2010年1月13日のニュース