小3が高2に勝った!“天才少女”平野が金星

[ 2010年1月13日 06:00 ]

 卓球の全日本選手権第1日は12日、東京体育館で行われ、ジュニアの部(高校2年生以下)女子1回戦で、小学3年生の平野美宇(9=ミキハウスJSC山梨、山梨・田富北小)が、高校2年生の佐藤徳子(17=福島・小高工高)に3―1で勝利し13日の2回戦に進出した。平野は一般の部・混合ダブルスにも古井亨(44=芙蓉クラブ)とのペアで出場したが、高田努(16=尚志学園高)吉国由花(17=札幌大谷高)組にストレートで敗れた。

 昨年、ジュニアの部の史上最年少勝利(8歳)を記録した“天才少女”平野が、2年連続で高校2年生を撃破した。第1ゲームを落としたが母・真理子コーチから「まだここから!」とゲキを飛ばされて奮起し、その後3ゲームを連取。昨年より身長が7センチ伸びた1メートル38の小学3年生は「焦ったけど勝てて良かった」とニッコリ。史上最年少出場となった一般の部・混合ダブルスでは35歳年上の古井と組んで臨んだが、こちらは惨敗。昨年4月からミキハウスに所属し、中国出身の陳コーチから英才教育を施されており「ジュニアの部で2回以上勝つこと」を自らに課していた。

 ≪こちらも小3 伊藤は敗退号泣≫平野の“ライバル”伊藤美誠=みま=(9=豊田町卓球スポ少)が全日本デビューを果たした。平野より誕生日が7カ月遅く、今大会最年少でジュニアの部1回戦に登場したが、高校2年生に1―3で敗北。母・美乃りコーチによると、同学年の平野とは小学6年生以下の日本代表合宿で頻繁に会っており、ライバル視しているという。試合後、伊藤は「勝ちたかった…」と号泣していた。

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2010年1月13日のニュース