平野、歴史的な勝利まであと一歩

[ 2010年1月13日 20:44 ]

ジュニア女子シングルスで3回戦に進出した、小学3年生の平野美宇=東京体育館

“天才少女”平野、一般の部では女子単複とも敗退

 【全日本卓球】あどけないショートカットの小学3年生は、歴史的な勝利まであと一歩だった。平野は女子シングルス1回戦で接戦の末に敗れると、母親の真理子さんに泣きながら駆け寄った。「もうちょっとで勝てそうで悔しかった」と声を振り絞った。
 0―2から2ゲームを奪って追い付いた。第5ゲームは終盤にミスが続き、最後は9―11。それでも子ども離れした精神力に、対戦相手の森も「自分がどう勝つか試合の組み立てが上手。ミスをした時も顔に出ない」と驚いた様子だった。
 女子ダブルスも1回戦で敗れ、最年少勝利はならなかった。平野は次回に向け「一般で勝ちたい。きのうの自分より成長できるようにしたい」と誓った。

続きを表示

2010年1月13日のニュース