引退崖っぷち…千代大海3敗目

[ 2010年1月13日 06:00 ]

初日から3連敗の千代大海は、顔をしかめて風呂から出る

 【初場所3日目】千代大海が初日から3連敗を喫し、引退の崖っ縁に追い込まれた。魁皇に対しては過去20勝33敗と相性が悪かったが、厳しい踏み込みを見せ突っ張りを見舞った。しかし左をかわされ、後ろ向きにされるとなすすべなく土俵に投げ捨てられた。

 「思い切っていった結果なんで。大関が右からいなしたのがタイミング良く決まったという感じ。あの立ち合いは今まで見たことがないほど良かった」と完敗を素直に受け止めた。師匠の九重親方は「6敗したら引退」と現役続行に条件を設けているが、「3連敗か?つらいものはある」と厳しい見通しを口にした。
 4日目の把瑠都戦を含め残りは12日。まだ両横綱に日馬富士、琴欧洲、琴光喜の3大関との対戦も残っており、ここまでの相撲内容を見る限りノルマをクリアするのは絶望的だ。把瑠都に敗れれば引退の決断を早める可能性もありそうだ。

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2010年1月13日のニュース