東海大6戦全勝!最終戦勝ってV決める

[ 2009年11月15日 06:00 ]

<関東学院大・東海大>後半21分、勝ち越しトライを決めた東海大・豊島(15)に駆け寄る菅生(中央左)、小西(中央右)ら

 関東大学ラグビーは14日、リーグ戦グループの2試合を行い、3連覇を狙う東海大はFWの核、リーチ(3年)を日本代表で欠いたが、関東学院大に12―8で勝ち、6戦全勝とした。法大との最終戦(29日、秩父宮)に勝てば優勝が決まる。勝てば3年ぶりの優勝だった関東学院大は、最終戦で日大に勝っても自力優勝の可能性はなくなった。法大は日大に78―0で圧勝し、最終戦に優勝の望みを残した。

 <東海大 豊島が攻守で活躍>WTBから本来のFBに戻ったU―20日本代表の豊島が、攻守で活躍した。後半21分にゴール前の右展開で抜け出して逆転トライ。4点リードのロスタイムには関東学院大WTB長谷川に右ライン際を走られて1対2の場面を迎えたが、絶妙なコース取りで味方のフォローを待ち、ゴール手前約20メートルでタッチに押し出して逆転のピンチを救った。「今までも同じようなことがあった。とっさの判断」と殊勲のタックルに照れていた。

 <関東学院大 4点差…自力V消える>東海大FWの強力モールは完封したが、強い防御を突破できなかった。3年ぶりの優勝に4点届かず「残念な悔しい試合だった」と桜井監督。「ラインアウトで絡んで相手にモールを組ませなかった」と振り返った安藤主将は「大事なところでミスがあった。流れを引き寄せられなかった」。それでも、手応えの残る試合内容に桜井監督は「大学選手権に向けて伸びしろはある」と先を見据えていた。

 <法大 Vに望みつなぐ12T>今季全敗の日大から12トライを奪う圧勝で、優勝に望みをつないだ。3日の関東学院大戦は後半20分すぎからの失点で敗戦。この試合は後半に8トライを奪い、駒井監督は「後半20分すぎからのランニングラグビーができた」と手応えを口にした。東海大に23点差以上で勝てば逆転優勝する。「自分たちのラグビーは間違いじゃなかった」と話した。

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2009年11月15日のニュース