寺尾転倒…男子リレーの五輪連続出場ストップ

[ 2009年11月15日 06:00 ]

 スピードスケート・ショートトラック・バンクーバー冬季五輪予選兼W杯第4戦は13日、米ミシガン州マーケットで行われ、男子5000メートルリレーの日本(藤本、伊藤、寺尾、坂下)は準々決勝で敗退し、第3戦(10位)と合わせた結果で開催国カナダを除いた上位7国に入れず、五輪出場を逃した。

 92年アルベールビル五輪で銅メダルに輝いて以来の男子リレーの連続出場が途切れた。準々決勝では韓国とカナダには勝ち目がないとみて、準決勝に進める「3着でもタイム順で2位までに入る」ことを狙ったが、残り23周で寺尾が転倒。3月の世界選手権で銅メダルを獲得して期待は高かっただけに、寺尾は「五輪の枠を獲れなかった。それに尽きる」とうめいた。

 ≪女子は準決勝進出≫女子リレーの日本は第3戦に続いて準決勝に進み、五輪出場権の獲得に大きく前進した。エースの桜井は「安心した気持ちでいっぱい」と喜んだ。準々決勝は格下のポーランドを上回れば突破できたが、強豪カナダにも競り勝った。体調不良の貞包は39度近くの発熱があり、レース直後に通路にへたり込んだが「とにかく転倒しないように滑った」と意地を見せた。

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2009年11月15日のニュース