妻のため!あらゆる痛みに耐え抜いて今野4年ぶり栄冠

[ 2009年11月15日 23:38 ]

通算13アンダーで優勝、トロフィーを手に笑顔を見せる今野康晴

 【三井住友VISA太平洋マスターズ最終日】苦しんでたどりついた4年ぶりの栄冠だ。ひじに首、腰。今野は体のあらゆる痛みに耐え抜いた。「4年間は長かった。こんなに体調が悪いなかで優勝できるなんて」と感慨に浸った。

 好調なロングパットで、第3ラウンドの残りを終えて、2位に3打差をつけた。だが最終ラウンドは「歩くのもきつい」という腰痛に苦しんだ。
 満足なスイングができず、パー5の6番では第3打を池に入れてダブルボギー。その後は刻む安全なゴルフに徹した。リードを保って迎えた最終18番(パー5)。第4打のアプローチを約1メートル弱に寄せると、ようやく表情が緩んだ。
 11日は妻の崇乃子さんとの結婚記念日。昨年のこの大会を含め、プレーオフ6戦全敗と勝負強くない夫にハッパをかけつづけた妻は「プレゼントはいいから優勝してほしい」と望んだという。今野は「僕以上に喜んでるんじゃないかな」と得意げだった。

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2009年11月15日のニュース