五輪は不採用  ジャンプ新方式をW杯限定試行

[ 2009年11月15日 20:20 ]

 国際スキー連盟(FIS)は14日、公平な運営を期すために風の条件やスタート位置の変更に応じて得点を修正するジャンプの新方式をワールドカップ(W杯)中盤以降の10戦に限定して試験すると発表した。13日の理事会で決めた。ノルディック複合は、シーズンを通じてW杯でテストする。

 FISのジャンプ部門のワルター・ホファー・レース統括者は、FISから国際オリンピック委員会(IOC)にバンクーバー冬季五輪での新方式採用を働き掛けていないことを明かし「新方式で五輪を実施する可能性はない」と話した。
 新方式で行うW杯ジャンプは来年2月の五輪直前の5試合と五輪後の5試合。11月下旬からの序盤戦や年末年始のジャンプ週間、1月の札幌大会などは昨季と同じ規則で戦う。今夏のサマーグランプリで試した新方式は選手やコーチ陣にはおおむね好評だった。(共同)

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2009年11月15日のニュース