賞金王争いで勝負あった?池田「全部休むことも」

[ 2009年11月15日 17:53 ]

最終日、通算イーブンパーで45位の池田勇太

 史上最年少賞金王を競う2人にとって、明暗が分かれる大会となった。トップに返り咲いた18歳の石川と23歳の池田の差は約550万円。残り3戦で十分逆転可能な金額だが、右手を痛めている池田は「全部休むことも考えないといけない」と欠場も示唆した。ファンが期待する白熱の戦いは、少し残念な形で決着するかもしれない。

 石川は理想のゴルフをできずとも、各ラウンドをアンダーパーとして、堅実にスコアを伸ばした。660万円を上積み。「悔しいラウンドが続いても上位で戦えば賞金王につながっている」と表情は明るい。
 一方、池田の状況は厳しくなった。「手はよくなっているけど、かばいつづけて他の部分がボロボロ」。左肩や左腰にも不安を抱え、体は悲鳴を上げている。
 賞金王の可能性には「(石川との争いという)ファンの期待に応えたいけど…。もったいないけど、仕方ないでしょ」と半ばあきらめムード。残り試合の出場について繰り返し尋ねられると「未定。自分で考える」。その表情に険しさが増した。

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2009年11月15日のニュース