“先制パンチ!”一気に引き離した横峯

[ 2009年11月15日 18:31 ]

 【伊藤園レディース最終日】横峯さくらが鮮やかな先制パンチで流れをつかんだ。

 2位に1打差の緊迫したスタートだったが、1、2番で連続バーディー。4番も3メートルを沈め、前半を終わって5打差と一気に後続を引き離した。
 このリードが後半のプレーに余裕を与えた。パー5の15番では無理に2オンを狙わず、「魔のホール」と苦手にしていた17番(パー3)でも難なくグリーンをとらえた。
 横峯は開幕前「賞金女王をとる」と宣言。事実6月までに3勝し、ランク首位を快走した。だが、夏場に伸び悩み、諸見里しのぶにその座を明け渡す。「自らにプレッシャーをかけるやり方は自分に合わない」と“女王断念”を口にしたのもそのころだった。
 だからだろう。首位との差は約400万円と手の届く数字に縮まったが「賞金女王のイメージはまだない」と口ぶりはあくまで慎重だ。
 ライバル諸見里のプレーに疲労の影響が見られるのとは対照的に、調子は上がっている。ここ数年続けてきた食事管理が実を結んだのもその一因だ。残り2戦、体調と勢いは間違いなく横峯に分がある。

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2009年11月15日のニュース