日本 メダル遠のく逆転負け…

[ 2009年11月15日 06:00 ]

ドミニカ共和国に敗れ、引き揚げる木村(12)ら日本チーム

 バレーボールのワールドグランドチャンピオンズカップ女子大会第4日は14日、マリンメッセ福岡で行われ、日本はドミニカ共和国に1―3で敗れ、2勝2敗となった。日本はサーブで効果的に相手を崩し、山口(岡山シーガルズ)と坂下(JT)中心の攻めで第1セットを26―24で奪った。しかし、レシーブの乱れから第2セットを22―25で落とすと、続く2セットは相手の高さのあるブロックに苦しみ、一方的な展開で失った。欧州選手権覇者のイタリアが北京五輪優勝のブラジルをストレートで破って4戦全勝とした。

 日本は4大大会8年ぶりのメダル獲得が懸かった一戦で逆転負け。事実上の3位争いに敗れ表彰台は難しくなった。相手の強いサーブに守りが乱れ、第2セット以降は攻めが単調。第3セット終盤は相手の連続ブロックに遭い、7連続失点を喫した。徹底マークされ、わずか2得点だった荒木主将(東レ)は「自分のプレーができなかった」と涙声で、8得点に終わった主砲木村(東レ)は「後手に回った。本当に何もできなかった」と悔し涙を流した。

続きを表示

2009年11月15日のニュース