嶋原が2位 大健闘も「1番になりたかったんですけど…」

[ 2009年11月15日 14:53 ]

2位でゴールし、タイムを示すボードの横で観客の声援に応える嶋原清子

 東京から舞台を移して新設された横浜国際女子マラソンは15日、横浜市山下公園発着の複数周回コースで行われ、伏兵のインガ・アビトワ(ロシア)が2時間27分18秒で優勝し、初代女王の座に就いた。8月の北海道マラソンを制した嶋原清子(セカンドウィンドAC)が1分33秒遅れの2位に入り、北京五輪銀メダリストのキャサリン・ヌデレバ(ケニア)が3位だった。

 「1番になりたかったんですけど…。切り替えについていけなかった」と嶋原。30キロ付近まで先頭集団を引っ張ったが「スローペースにならないように、マイペースでいっただけ」と特別飛ばしたわけではかったようで、一度は3位に落ちたものの、強風の中で後半粘りをみせて日本人最高成績でフィニッシュした。

 ▼武冨豊・日本陸連女子マラソン部長の話 優勝したアビトワは走りが安定していて今後も脅威になってくる。日本勢はロンドン五輪を考えると、若手育成が大きな課題になってきている。

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2009年11月15日のニュース