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W杯の取材記者がスタジアムで急死 G・ウォール氏 48歳 米サッカー界を代表するジャーナリスト

[ 2022年12月10日 12:36 ]

アルゼンチン対オランダ戦が行われたルサイル競技場(AP)
Photo By AP

 米CBSスポーツのジャーナリストで、米国サッカー界を代表する記者だったグラント・ウォール氏が9日、サッカーW杯カタール大会の準々決勝(アルゼンチン対オランダ)が行われたルサイル競技場で倒れ、現場で心肺蘇生法(CPR)を受けて病院に運ばれたものの10日未明に死亡。AP通信やスポーツ専門局のESPNなどが報じているもので48歳だった。

 プリンストン大出身のウォール氏は1996年から2021年までスポーツイラストレイテッド専属のサッカーとカレッジバスケットボールの担当記者として活躍。サッカーW杯はこれが8度目の取材だった。

 同氏は5日に寄稿した記事の中で自身の体調面に言及。「ここ3週間ほどストレスと睡眠不足に見舞われて体が悲鳴をあげていたので、メディアセンターの医務室で診察を受けた。新型コロナに感染したわけではないが、気管支炎と言われて抗生物質と咳止めをもらい、数時間後に少しよくなった」と書いていた。

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2022年12月10日のニュース