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カズ、ポルトガルから帰国、オリベイレンセからのオファーに前向き

[ 2022年12月10日 19:19 ]

帰国した三浦知良
Photo By スポニチ

 JFL鈴鹿ポイントゲッターズの元日本代表FW三浦知良(55)が10日、ポルトガルから帰国し、同国2部のオリベイレンセからのオファーについて前向きに検討していることを明かした。

 現地で練習や施設を見学、人工芝の練習場は見れなかったが、スタジアムでの練習などを見たという。その後、監督や強化部長と食事をしながら、起用法などを聞いたという。「スタジアムの雰囲気はヨーロッパらしい。自分が経験してきた匂いのするいい雰囲気。練習も見たが技術も高く全体的なレベル、強度も高いと感じた。当然僕の年齢もわかっているし、大体のことは把握している。一緒にやらないとわかんないこともあるが、グラウンドの内外で声かけもサッカーに対する姿勢も考え方も伝えてほしいと。チャンスはつくるが点が取れないので経験でと。そんなこと自分ができるか簡単な話ではないが」

 すでに鈴鹿や他のJクラブからもオファーをもらっている。12日から大阪で自主トレを行う予定で、「そこでしっかり自分の体と向き合ってトレーニングしながら考えたい」という。「どこでやるのが一番いいか、役に立って力になれるか、自分が何を一番やりたいのかしっかり整理して決めたい」。オリベイレンセは横浜FCが経営に参加しており、「将来日本の若者がいくなど、新しい道を日本サッカー界につくれる。試合には出たいが、それ以上に得るものがあると感じた」と前向きで、クリスマスをメドに結論を出すことになる。

 W杯については「乗り換えのパリでクロアチア対ブラジル戦を搭乗ギリギリまで見た」という。「相当なプレッシャーの中で蹴っている。うらやましくも思った。自分ならPKに立候補したかなと思った。日本対クロアチア戦は香川とみていたが、“僕なら一番、おまえは五番目に蹴れ”といった」と笑わせた。「日本もブラジルもクロアチアも自分がプレーしていた国。思い入れもある。ブラジルと日本は特にある。僕のW杯は終わってしまった」と言い、最後は「ブラボー」と叫んで締めくくった。

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