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マジョルカ・久保 スペイン移籍後初のFK弾 森保ジャパンの“大きな武器”に

[ 2022年1月17日 05:30 ]

スペイン国王杯4回戦   マジョルカ2ー1エスパニョール ( 2022年1月16日 )

《マジョルカ・エスパニョール》前半、FKを決め駆けだす久保(共同)
Photo By 共同

 マジョルカの日本代表MF久保建英(20)が15日、スペイン国王杯4回戦でエスパニョールからスペイン移籍後初となる直接FKで今季公式戦2得点目を決めた。久保は後半38分までプレーし、チームは2―1で勝って準々決勝に進出。今月末から行われるW杯アジア最終予選(27日・中国、2月1日・サウジアラビア)に向けて弾みをつけた

 味方がファウルを受けて得た好機に、久保の左脚がさく裂した。ゴールまで約20メートルの距離。前半32分、ペナルティーエリア外、ゴール正面やや右の位置で左脚を振り抜くと、鋭い弾道はGKの左手をかすめてゴール右隅を射抜いた。「FKを獲得したときからもう蹴るつもりだった。自信はあった」と堂々と語った。

 完全復活をアピールした。昨年9月に膝を負傷して長期離脱。復帰2戦目の同12月には昨季王者のアトレチコ・マドリードからリーグ戦今季初ゴールを決めたものの、昨年末には地元紙などで「新型コロナ感染の可能性」と報じられた。状態が不安視されていたが結果を残し「練習の成果だ」と強調した。

 勝利だけではなく、ご褒美もゲット。ガルシア監督は、FK弾での勝利を条件にバーベキューをごちそうすると約束していたと明かし「いたずら小僧のタケ(久保)はすぐに僕のところに来て、“おごってくださいよ”と言ってきた」と笑う。チームを10年ぶりの8強に導いた久保も「夢を見るのは自由だ。夢を見るのはタダだから。僕はケチだからこの言葉が好き」と冗談交じりに語った。

 久保の復調はDF陣の故障者が相次ぐ日本代表にとっても好材料だ。かつて日本代表には中村俊輔、遠藤保仁ら決定的な仕事ができるプレースキッカーがいたが、森保ジャパンでのFK弾は原口元気が決めた2本(18年11月親善試合キルギス戦、19年11月W杯2次予選キルギス戦)のみ。久保自身、A代表ではFKで直接ゴールを狙ったのは4本でまだ一度も決めていないが、中村をほうふつさせるFKは日本代表にとって大きな武器になるのは間違いない。「今日のようなプレーをすればあらゆる相手と戦える」。久保の左足が日本をカタールへ導いていく。

 ≪スペイン移籍初≫久保はスペインで公式戦8得点目で、直接FKを決めたのは初めて。日本在籍時はU―22日本代表として出場した19年3月のU―23アジア選手権東ティモール戦、また同年4月に当時所属したFC東京のルヴァン杯鳥栖戦でも決めている。

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