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川崎F2年連続2冠の夢が消えた… GK鄭成龍「他の大会で峠を越えられなかったことは、何かが不足」

[ 2021年12月12日 20:36 ]

<川崎F・大分>最後にシュートを止められた山根をなぐさめる川崎Fの選手たち(撮影・篠原 岳夫)
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 J1王者の川崎Fは12日、天皇杯準決勝で大分と対戦しPK戦で敗れて敗退が決まった。ホームの後押しを受け、序盤から相手を圧倒。シュート数でも28対8と一方的に攻めた。だが相手GK高木の好セーブに何度も阻まれ、0―0の延長後半8分にFW小林がMF小塚の右クロスに合わせてようやく先制。それでも試合終了間際に痛恨の同点弾を許し突入したPK戦で力尽きた。

 これでリーグ、天皇杯の2年連続2冠の夢が消え、主将の日本代表DF谷口は「90分ないし、120分で決着をつけたかったし、つけられた。それぐらいのチャンスはあった。PK戦はしようがない。外した選手は責められない。その前(PK戦)に決着すべきだった」と悔やんだ。

 リーグ戦では昨年に続き圧倒的な強さを誇って連覇を達成したチームだが、準々決勝で浦和と対戦したルヴァン杯ではアウェーゴール数で敗退し、決勝トーナメント1回戦で蔚山(韓国)と対戦したACLでもこの日の天皇杯同様にPK戦で敗れて敗退となった。カップ戦では悔しさを味わったとあって、今年のチームの印象を聞かれた元韓国代表GK鄭成龍(チョンソンリョン)は「本当に力のあるチーム。どの大会でも優勝できる(可能性のある)チームだった。ただ、リーグ戦は優勝することができたけど、他の大会で峠を越えられなかったことは(何かが)不足していると思う。今年を振り返って、来年の糧にしていきたい」と誓った。

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2021年12月12日のニュース