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浦和今季限り宇賀神 コロナ制限撤廃の埼スタ弾「多くのサポーターへ恩返し」も「引退するわけじゃない」

[ 2021年12月12日 18:45 ]

天皇杯準決勝   浦和2―0C大阪 ( 2021年12月12日    埼玉 )

<天皇杯準決勝 浦和・C大阪>前半、大久保の前でゴールを決める浦和・宇賀神(左)(撮影・西海 健太郎)
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 契約満了により今季限りで浦和を退団する元日本代表DF宇賀神友弥(33)が12日、C大阪との天皇杯準決勝(埼玉)に先発出場。前半29分に決勝点となる先制ゴールを決め、2―0の勝利に貢献。試合後のインタビューでは「今日の試合、契約満了にしたことを後悔させてやろうと思ってた」と複雑な胸の内を明かした。

 宇賀神は浦和一筋12年。左右のサイドバックを主戦場に17年ACL、18年天皇杯優勝などに貢献したが、今季は出場18戦にとどまり契約満了の通告を先月中旬に受けた。

 天皇杯は会場が中立となるが、今回は浦和の本拠・埼玉スタジアムでの開催。コロナ禍では初めて収容人数の上限が撤廃されたことで多くのサポーターが駆けつけ、宇賀神は「やっといつもの光景が戻ってきたなと…うれしいです」と久しぶりに真っ赤に染まったスタジアムを喜んだ。

 チームを3大会ぶりの決勝へ導く一撃を決め「今日の試合、契約満了にしたことを後悔させてやろうと思ってました」とコメント。19日の決勝戦は国立で行われるため「最後に浦和のユニホームを着てこのピッチ(埼玉スタジアム)で多くのサポーターへ恩返しがしたかった」と感慨深げ。それでも「まだ引退するわけじゃないですから」と涙は“封印”し決勝戦での活躍も誓った。

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