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鹿島 高卒ルーキー染野がデビュー、後半途中出場で見せ場「決めないといけなかった」

[ 2020年7月4日 22:36 ]

明治安田生命J1第2節   鹿島1―2川崎F ( 2020年7月4日    等々力 )

<川崎F・鹿島>後半、鹿島・染野はシュートを放つ(撮影・西尾 大助)
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 鹿島の高卒ルーキーFW染野唯月(18)が川崎F戦の後半27分に途中交代でピッチに立ち、プロデビューを果たした。試合後はオンライン取材に応じ、「デビューできたことはうれしいが、点を取れなかったことが今後の課題。もっともっとシュートの意識を高めていきたい」と振り返った。

 後半40分には見せ場をつくった。MF遠藤のスルーパスにDF永戸が抜け出しペナルティーエリア左からクロスを送ると、相手のクリアが乱れボールはファーサイドへ。反応した染野が右足で強烈なシュートを放ったが、惜しくもクロスバーを直撃。「FWとして決めないといけないシーンだった」と悔しがった。同42分にはペナルティーエリア内でDF谷口と接触し倒れたもののファウルは認められず、「体が当たって倒れてしまった形で、PKもらえるかなと思った。PKほしかったです」と話した。

 尚志高(福島)2年時に18年全国高校サッカー選手権で得点王に輝くなど期待を集めて入団したが、19年選手権の開幕前に負った腰椎分離症の影響でしばらくは別メニュー調整が続いた。それでも3月上旬に全体練習に合流すると、練習試合ではゴールを決めるなど猛烈にアピール。公式戦出場のチャンスをつかむに至った。ザーゴ監督も「決定的なチャンスを演出してくれた。今後もいい成長曲線を描いてほしい」と期待を寄せる18歳。シュート、ポストプレー、空中戦と多くを兼ね備えた万能型FWがついにプロとしてのスタートラインに立った。 

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2020年7月4日のニュース