J1再開 リモートマッチの“頼みの綱”は試合中継 コロナ対策しつつ11台のカメラで伝える

[ 2020年7月4日 06:00 ]

 きょう4日からJ1が再開される。新型コロナウイルスの影響で当面はリモートマッチ(無観客試合)となる中、会場に足を運べないファンやサポーターにとって“頼みの綱”となるのが試合中継。Jリーグのコミュニケーション・マーケティング本部映像制作部の武笠一樹氏は「(Jリーグを)映像でしか伝えられない。中継に関わるスタッフらの安全や感染予防の対策を取りながら、クオリティーを落とさないように考えてやってきたのが今の態勢」と語る。

 通常、J1における中継はカメラ14台で試合を追う。このうちの2台は、導入見送りが発表されたVAR(ビデオ・アシスタント・レフリー)用だったために削減が決定。また、中継車の人数を少なくするためにもう1台を減らすことにはなったものの、コロナ対策をしつつも、計11台ものカメラで試合を伝えることになった。

 視聴者に楽しんでもらうために最大限の努力をしており、第2節の注目カードであるG大阪―C大阪戦(パナスタ)ではスーパースローカメラを3台設置。本来なら1試合1台ながら、Jリーグ側から制作サイドにお願いし、これに加えて2台増やした。通常より3倍の情報量を撮ることができる高精度なカメラを3台用意することで、ライバル同士の対戦、最多出場記録を更新する可能性のある元日本代表MF遠藤保仁らのプレーを細かく映像で伝えていく。

 当然、できる限りのコロナ対策は施している。「スタッフの安全や感染予防をしっかり整えた上で中継することに重点を置いてきた」と武笠氏。三密を避けるため、中継車の横にもう1台のトラックを用意し、映像制作に携わるスタッフを分散させる。ほかにもインタビュー時のフェイスシールドの使用や選手やスタッフとの距離感など細かい部分も徹底。今後について武笠氏は「いろいろな工夫もしながら、これからも中継制作を模索していくことになる」と語った。

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