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札幌・ミシャ監督手応え!リーグ再開初戦へ「110点」満点超えで仕上がった

[ 2020年7月4日 05:30 ]

明治安田生命J1第2節   札幌―横浜FC ( 2020年7月4日    ニッパツ )

リーグ再開初戦へ準備万端を強調した札幌のペトロヴィッチ監督(北海道コンサドーレ札幌提供)
Photo By 提供写真

 札幌は4日、J1リーグ再開初戦となる横浜FC戦(ニッパツ)に挑む。3日は千葉・高円宮記念JFA夢フィールドで最終調整を行い、ペトロヴィッチ監督(62)は仕上がり状態を100点満点で「110点」と総評。MF宮沢裕樹主将(30)も同調した。万全の状態の札幌が、今季初勝利を目指して2度目の“開幕戦”に臨む。

 これまでを振り返ったペトロヴィッチ監督が現在のチーム状態に与えた点数は、満点を超える「110点」だった。指揮官はその理由として「コロナ問題で制限がある中で、クラブは協会にかけあって素晴らしい環境を用意してくれた」と説明。さらに「中断している間、プロフェッショナルに練習に取り組んでくれた。彼らはやるべきことをやってくれた」と選手を称えた。

 先月22日から約2週間のキャンプ生活では、クラブが用意した日本代表も使用予定の最新のサッカー場で練習を行い、Jクラブ2チームとも練習試合を行った。「まず試合ができることにワクワクしている」と宮沢主将。「与えられた環境でやるのがプロ」とした上で「与えられた期間でできることはやった。“110点”でいいと思う」と“満点超え”の指揮官に同意した。

 ペトロヴィッチ監督にとっては、無観客試合は2度目だ。浦和時代の14年、サポーターによる差別横断幕事件で清水戦が無観客試合となった。同戦を振り返り「公式戦を戦ってる感じがしなかった」と話す。当時と理由は違うが、無観客となる再開初戦に向け「大事なことは集中力を切らさないこと。練習試合のような雰囲気でも、公式戦を戦っているという意識でやることが大事」と力説した。

 昇格組の横浜FC討ちで、今季リーグ戦初勝利を目指す。宮沢は言った。「(コロナ禍で)自分たちはいろいろな人たちに支えられていると実感した。感謝の思いを結果で出すしかない」。今季の過密日程を考慮して3人から5人に増えた交代枠など、指揮官の采配、選手層の厚さも問われる特殊なシーズンで、目標の2位以内を目指してまずは横浜FCを打ちのめす。

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2020年7月4日のニュース