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長友 タジク戦完封へ闘志!ラグビーW杯日本代表の快挙に刺激

[ 2019年10月15日 05:30 ]

W杯アジア2次予選   日本―タジキスタン ( 2019年10月15日    タジキスタン・ドゥシャンベ )

<サッカー日本代表練習>酒井宏(中)とともに現地の子供との記念撮影に応じる長友(右)(撮影・西海健太郎)
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 日本代表は15日、敵地でW杯アジア2次予選第3戦のタジキスタン戦を迎える。左サイドバックで先発濃厚なDF長友佑都(33)はラグビーW杯で8強入りした日本代表から猛烈な刺激を受け、魂に火が付いた。完封すれば、04、15年に続き、年間最多完封記録(11試合)に並ぶ一戦。燃えるベテランが攻守に森保ジャパンを引っ張る。 日本代表メンバー  日程&結果

 魂は荒ぶっていた。今にもタックルをかましそうな迫力だった。前夜、ラグビーW杯で日本代表が8強入り。長友が刺激を受けないはずがなかった。「本当に凄い!もう、いてもたってもいられなくて体幹トレを始めちゃいましたよ。自分との戦に勝ったんでしょう。大きなリスペクトと負けていられない気持ちになりましたよ」

 燃える思いはそのままタジキスタン戦にぶつける。ここまで2勝同士の対戦。W杯2次予選では最大の敵と言っていい。それでも「僕らは全勝するつもり。勝って流れをつかみたい」と断言。10日のモンゴル戦では6―0と圧勝しても「満足していない。10点以上取れたと思う」と貪欲に話すなど、目指すべき頂は高い。

 アウェーの洗礼と言うべき人工芝も難なく攻略した。プロでは初体験ながら原点でもある明大時代は4年間、人工芝のピッチを走り続けた。「(練習)2日で感覚は取り戻しました。フィット感があります」と余裕の表情だ。タジキスタン入り後、初日を宿舎内の調整に当て、周囲を心配させたが「全然問題ない。ピンピンですよ」と笑い飛ばした。

 最終ラインは主軸に成長した冨安を欠く。だが長友は「皆、モチベーションが高いし、心配ない」と言う。今年に入りA代表の零封は「10」を数える。次戦も無失点なら04、15年に続き、年間最多完封(11戦)に並ぶ。「人は、魂のパフォーマンスに感動するんです」。大迫不在のモンゴル戦で10年ぶりゴールを決めた長友が、今度は冨安不在の最終ラインをけん引する。

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