レーウ監督、新たな中心選手はドイツだ!世代交代策で若返り

[ 2019年3月26日 08:52 ]

ドイツのレーウ監督(AP)
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 新生ドイツが白星発進した。24日、20年欧州選手権予選C組の初戦で、オランダを敵地で3―2と撃破。前半に2トップのレロイ・サネ(23=マンチェスターC)とセルジュ・ニャブリ(23=Bミュンヘン)が得点し、2―2の後半45分にMFニコ・シュルツ(25=ホッフェンハイム)が決勝点を決めた。就任14年目のヨアヒム・レーウ監督(59)が進める世代交代策で、先発の平均年齢は25.1歳。昨年のW杯ロシア大会1次リーグ初戦メキシコ戦から2.3歳も若返った。

 先発に25歳以下が8人を占めた若きドイツが、初陣を劇勝で飾った。昨年のW杯からの公式戦5戦未勝利を止める決勝弾を決めたのがA代表6戦目の25歳MFシュルツ。終了間際に左クロスを右足で押し込み「この勝利はチームにとって大きい」と歓喜した。

 レーウ監督が「素晴らしかった」と振り返った前半は若手が躍動した。15分にシュルツの左クロスからFWサネが先制。34分にはFWニャブリがミドル弾を突き刺しA代表6試合で5点目をマークした。昨年のW杯は選外だった23歳の2トップがスピードと運動量を発揮し攻撃をけん引。一方で23歳のズーレ(Bミュンヘン)を中心とする3バックが反撃に耐えきれず後半3分、18分と連続失点し「若いチームに必要な過程」ととらえた。

 この一年は“暗黒期”だった。昨年W杯は1次リーグ最下位に終わり、続く新大会の欧州ネーションズリーグは同組のフランス、オランダに4戦未勝利。昨年10月にオランダに0―3大敗するなど、最下位で下部のリーグBへ降格した。

 批判を浴びてきたレーウ監督は「ダイナミックさ、スピードが必要」とドラスチックな若返り策に打って出た。29歳のMFエジル(アーセナル)はW杯直後に代表引退したが、今月には同じ14年W杯Vメンバーの29歳FWミュラー、30歳のDFボアテングとDFフンメルス(いずれもBミュンヘン)に戦力外を通告。結果が出なければ解任論が再燃するのは必至だった。

 指揮官が、GKノイアー(Bミュンヘン)、MFクロース(Rマドリード)以外は大物不在のチームを20年欧州選手権、22年W杯へ向けてどう育てるのか。「取り組むことはたくさんある」という復活への道は始まったばかりだ。

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