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仙台は逆転負けで今季初白星逃す ビジャ弾悔やむ渡辺監督「勝利を被災地の皆さんに届けたかった」

[ 2019年3月10日 17:06 ]

明治安田生命J1第3節最終日   仙台1―3神戸 ( 2019年3月10日    ユアスタ )

<仙台・神戸>前半、ゴールを決め仙台・シマオ・マテ(中)(撮影・西海健太郎)
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 昨季11位の仙台は、大型補強で注目を集める神戸相手に先制しながら1―3で逆転負け。翌11日に東日本大震災発生から8年を迎える被災地へ今季初白星を届けることはできなかった。

 ホームのユアテックスタジアム仙台に神戸を迎えての今季3戦目。開幕から引き分け、黒星と勝利のない仙台は前半12分、DF永戸の右CKをMFシマオ・マテが頭で決めて先制点を奪うという幸先のいいスタートを切った。

 だが、前半32分に神戸の元スペイン代表MFイニエスタが右サイドで倒れながら右足で上げたクロスをMF古橋に頭で決められ追いつかれると、後半開始早々の1分には元スペイン代表FWビジャに電光石火でゴールを決められ1―2。後半19分にはイニエスタのパスを元ドイツ代表FWポドルスキがはたいたボールがDF大岩に当たるオウンゴールとなり、相手に決定的な3点目が入った。

 試合前に黙とうも行われた試合で敗れた渡辺晋監督(45)は「(後半)立ち上がりの失点が非常にもったいなかったし、軽率だった」と悔しそうな表情。中2日となる13日には再びホームでFC東京と対戦するYBCルヴァン杯が控えているだけに「本来であれば、きょうこの3月10日のゲームで我々が立ち向かう姿とか立ち上がる姿っていうものを見せて勝利を被災地の皆さんに届けたかったっていうのが一番の思いです。でも、きょうそれが達成できなかったっていうことは、ここからはい上がってみろということを言われていると思うので、中2日しかないですけど、そこで立ち上がる、はい上がる姿っていうものを被災地の皆さんにお届けできるようにいい準備をしたい」と前を向いた。

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2019年3月10日のニュース