浦和・興梠、待望弾初勝利!今季リーグでは無得点…呪縛解いた

[ 2019年3月10日 05:30 ]

明治安田生命J1第3節   浦和1―0松本 ( 2019年3月9日    サンアル )

前半、浦和・興梠(右)が松本・パウリーニョのヘディングを体を張って守る  (撮影・大塚 徹)                                                                                                                                                       
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 各地で6試合が行われ、浦和はアウェーで松本を1―0で下し、待望の今季初勝利を挙げ、勝ち点を4とした。後半27分、Jリーグ初となる8年連続2桁得点を目指すFW興梠慎三(32)がPKで決勝点。これが今季リーグ3試合目でのチーム1号となった。ホームに湘南を迎えた鹿島も、後半13分に今季唯一全公式戦にフル出場中のDF安西幸輝(23)が決勝点。1―0で今季初勝利を飾った。

 「俺が蹴るよっ!」。エース興梠に迷いはなかった。開幕から無得点が続いていた後半27分、長沢のクロスが相手ハンドを誘発して得たPK。キッカーを志願した。例によって短い助走。1度フェイントを入れ、GKが右に動くのを確認し左隅へ狙い済ました。J初の8年連続2桁得点を目指す今季。待望の1号が決まった。

 蹴る直前、11メートルの空間で激しい攻防があった。相手GK守田が“けん制”してきたと言う。「結構(PKを)やってるよねって話しかけてきて…。外してるイメージがあった」。守田が新潟時代の16年、興梠はPKを失敗していた。当時は助走のフェイントもなし。この日は緩急をつけ、雪辱に成功。「プレッシャーに打ち勝てた」と胸を張った。

 強風が吹き荒れ、ボールをつなぐことが困難な状況。全員で話し合い、後半は裏へロングボールを蹴り、セカンドボールを狙う戦いに切り替えた。「本当はつなぎたい。見てる人は面白くないかもしれないけど割り切ることも必要」と興梠。効果はてきめんだった。PKを得た長沢のクロスも裏へのボールが起点となった。

(迷い消えた/) J1通算136得点目。歴代6位のカズ(139点)まであと3点に迫り、J1での13年連続得点はカズに並んだ。今月中旬、宮崎の実家が営む「ローストチキン・コオロギ」がさいたま店を開く予定。既に“生涯レッズ”を宣言している興梠は「モヤモヤが晴れた。この1点は大きい。次からの自分が楽しみ」と笑った。“無得点”の呪縛の解けた赤い悪魔が、進撃を予感させた。

 【持ってる男がまた節目弾】興梠のゴールはJ1リーグ通算2万1500ゴールでもあった。J1リーグ初ゴールは1993年5月15日にV川崎のマイヤーが横浜相手に決めた。興梠は2014年に通算1万8000ゴールも挙げている。

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