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吉田麻也 3試合連続先発、フル出場で逆転勝利に貢献「勝ててよかった〜」

[ 2019年3月10日 17:23 ]

イングランド・プレミアリーグ第30節 ( 2019年3月9日    サウサンプトン2―1トットナム )

トットナム戦でプレーするサウサンプトンの吉田(右)=AP
Photo By AP

 サウサンプトンのDF吉田麻也(30)が、ホームのトットナム戦に3バック中央で3試合連続で先発し、フル出場。前節3位の強豪を相手に2―1での逆転勝利に貢献し「勝ててよかった〜」と笑顔を浮かべた。

 注目はプレミアリーグで2度得点王に輝き、昨年のW杯ロシア大会でも得点王を獲得したイングランド代表FWケーンとのマッチアップ。「どうやったら(ボールを)取れるかなと、今週ずっと考えていた。映像もたくさん見た」と研究を重ねて試合に臨んだが、前半26分に先制点を許した。相手カウンターから「ロングボールがサイドに流れて、そこで(GKと)1対1になってしまった」という状況から、ケーンにとってキャリア通算200ゴール(クラブ180、代表20)を決められた。

 「どの角度からも点が取れる、どのスタイルからも点が取れる、というのが彼の特徴。きょうもまた抑えられなかったな、という悔しさは残っていますけど」と振り返ったが、ケーンを含めて相手に追加点を許さなかったことが、後半の逆転につながった。「前半は、なかなかうまくいかなかった。でも0ー1で我慢できたことが大きかったなと。(後半に)相手も連戦で疲れも見えてきて、インテンシティーもかなり落ちたかなと思うし。僕らは逆に少ないチャンスを生かして上手く逆転して、最後も放り込まれてもうまく対応出来たかなとと思います」と胸を張った。

 前半21分には相手速攻からケーンの右クロスを、吉田が戻りながらスライディングで必死にクリア。ボールは右ポストを直撃し「あぶねえと思いました」と苦笑しながら「僕が触っていなかったら入れられていたので。でも、あれが入らなかったのもついていたなと思いましたね」と振り返った。

 自身はリーグ3試合連続の先発出場。「毎試合楽しいですよ。プレミアリーグにいて、いつも思いますし。先週も(アウェーのマンチェスター・ユナイテッド戦の)オールド・トラフォードの雰囲気、すごくよかったですし。今週もスタジアムの雰囲気がすごくよくて。きょうはクラブがファンとチームと一つになったような感じがしましたね」と充実感を口にした。

 厳しい残留争いの中、強豪から貴重な白星を挙げ、勝ち点を30に伸ばして暫定で16位へ1つ順位を上げた。「きょうの(勝ち点)3点は大きいと思いますけど、(残留を争う)ブライトンとカーディフ、ニューカッスルも勝っているので、正直まだまだセーフゾーンではない。次(3月30日)のブライトンが本当に大きな一戦になると思うので。心身ともに、もちろん戦術的にもいい準備をしなくてはいけない」と暫定で勝ち点3差で、1つ順位が上のライバルとの直接対決に照準を合わせた。

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2019年3月10日のニュース