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鹿島・安西、象徴弾!スタミナ無尽蔵SB初の決勝点&完封貢献

[ 2019年3月10日 05:30 ]

明治安田生命J1第3節   鹿島1―0湘南 ( 2019年3月9日    カシマ )

後半13分、ゴールを決めて喜ぶ安西(撮影・小海途 良幹)
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 無尽のスタミナを誇るサイドバック(SB)の安西が、値千金のゴールを決めた。前半終盤に相手が退場し、1人多い状況で迎えた後半13分。レオ・シルバからのクロスを左の深い位置で胸トラップ。DFのスライディングを見極めてから冷静に左足で切り返し、右足で仕留めた。

 「逆サイドにボールがあるときはあそこに走るのが鹿島のSB。その象徴的なゴールができて良かった」。18年の鹿島加入以来、4得点目で初の決勝点。ゴールとともに、完封にも貢献。「一番うれしい。こういう試合が鹿島らしい」と何より喜んだ。

 同じSBのDF内田が、いつも試合後に最も厳しい指摘を行い、“英才教育”を施す後輩。「うらやましいくらい技術がある」と認めるからこその、厳しさだ。終盤の接触で右の額から流血し、試合後に4針縫ったこの日も、内田は自身の話題はそこそこに、改めてホープのA代表入りについて「いけるんじゃない?」と太鼓判を押した。

 安西にとって、そんな先輩は「必ず抜けるよう頑張りたい」という目標。18年、川崎Fなどのオファーを断り東京Vから鹿島に加入したのは「代表選手からポジションを奪ったら代表が見えてくる」からだった。今オフは体重を3キロ絞り、体をさらに最適化。SBにケガ人が続出する中、フィールドで唯一フル出場を続けている。

 10日にチームはACLの山東魯能(中国)戦に向けて出発し、17日には敵地の札幌戦が待つ。代えの利かないDFは「ケガ人が帰ってくるときにチームをいい状態にしておくのが残った選手の役目」と連勝を誓った。

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2019年3月10日のニュース