麻也、半端な2失点…アジア杯の初戦痛感「良い警告に」

[ 2019年1月10日 05:30 ]

サッカーアジア杯1次リーグF組   日本3―2トルクメニスタン ( 2019年1月9日    UAE・アブダビ )

前半、ディフェンスをする吉田(撮影・篠原岳夫)
Photo By スポニチ

 その瞬間、ピッチ上の選手もベンチも凍りついた。前半26分、不用意なボールロストから逆襲を食らう。相手MFアマノフのミドルシュートが突き刺さった。FIFAランク127位の格下に先制される。三浦知良(現J2横浜FC)を超えるAマッチ90試合目の出場となった主将の吉田は言う。「自分たちにはこの試合に懸ける思い、覚悟を持って臨めたのか、自問自答しなければいけない」と。

 試合の入りから最悪だった。局面のデュエルでも劣勢続き。吉田は審判の特徴をつかもうと「意識しすぎて強くいけなかった。裏目に出た」と話す。結果、先制点は寄せの甘さが最悪の形で表れた。PKから喫した2失点目も、ボールを失った場所が悪かった。中東の暑さに加え、国内組と欧州組の体調のバラつきも苦戦に拍車をかけた。

 これがアジア杯の難しさか、V候補の宿命か。長友は「きれいなサッカーをしようとしすぎ。あれでは相手は怖くない。もっと泥くさく戦わないと」と切り捨てた。細かくパスをつなごうとしては相手の網にかかる場面が多発。慣れない公式球の対応にも苦慮。GK権田は「変化の大きさは分かっていた。枠内に来たので僕のミス」と自分を責めた。

 救いはハーフタイムを機にガラリと表情が変わった点。サイドからのクロス、ロングボールも多用し、泥くさく幅を広げた。長友が「若手もアジア杯は甘くないと分かったと思う。また一つになれる」と言えば、吉田は「僕らにとっても良い警告になった」と言った。決勝までは7戦の長丁場。想定外の苦戦は良薬にするしかない。

続きを表示

「サッカーコラム」特集記事

「アジア杯」特集記事

2019年1月10日のニュース