8年連続昇格失敗のJ2京都…新監督に“四中工トリオ”中田一三氏が就任 選手時代の監督がコーチに

[ 2018年12月6日 15:55 ]

 J2京都は6日、来季トップチームを率いる新監督に中田一三氏(45)の就任が決定したと発表した。また、ゲルト・エンゲルス氏(61)のコーチ就任も併せて発表している。

 三重県伊賀市出身の中田氏は四日市中央工3年時にDFとして全国高校サッカー選手権で同校を初優勝(帝京高と両校優勝)に導き、同学年で元名古屋監督の小倉隆史氏(45)、98年ワールドカップ(W杯)フランス大会代表の中西永輔氏(45)とともに“四中工トリオ”と呼ばれ、市原(現J2千葉)時代の2000年には3選手がそろったことでも話題に。甲府でプレーしていた04年7月に現役を引退。Jリーグクラブの指導経験はないが、三重県サッカーリーグ2部だったFC伊勢志摩を監督として東海1部リーグに昇格させている。

 中田新監督はクラブを通じてコメントを発表。監督就任のオファーを受けてから「私に何ができるのだろう?私は何をすればよいのだろう?」と自問自答したそうで、「観る人を感動させ勇気と希望を与えるサッカーの世界において、選手を支える無二の仲間であるクラブと情熱的なサポーターとが激高する姿を見て涙が溢れ出てきました。『人と人とを繋ぎ豊かな気持ちになり、身近で大好きなサッカーの世界で現在起こっている悲しい現実』に触れた瞬間でした」と8年連続でJ1昇格を逃した京都の現状をストレートに表現。

 さらに「私は幼少期からヤンチャで、勝利の為にはなりふり構わないプレーで退場処分を受けることもありました。それは間違った考え方であり自分の弱さだったと今は反省しています」と自身の現役時代を振り返り、「私はJリーグ監督経験がありません。しかしアマチュア(育成)の世界はプロの世界の基礎であることを知っています。全てのプロ選手はアマチュア出身であり現在のプロ選手が以前の私の様に、弱さゆえに自らの能力が適正に発揮されていないことに悩み苦しんでいることも知っています」「監督として私の全てを捧げることをここに誓い監督就任のあいさつとさせて頂きます」とした。

 中田氏をコーチとして支えることになるエンゲルス氏は02年度に京都監督としてチームを天皇杯優勝に導いた実績を持ち、今季途中まで神戸でヘッドコーチを務めた。横浜F時代にエンゲルス氏がコーチで中田氏が選手、市原時代にはエンゲルス氏が監督で中田氏が選手として同じ釜の飯を食べた仲でもあり、立場を変えたタッグに京都再建が託されることになった。

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