浦和 アジア王者鹿島討ち!12大会ぶり天皇杯Vに王手 ACL出場権必ず

[ 2018年12月6日 05:30 ]

天皇杯準決勝   浦和1―0鹿島 ( 2018年12月5日    カシマ )

前半、ヘディングでゴールを決め槙野(左)らに祝福されるマウリシオ(撮影・西尾 大助)
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 浦和が、12大会ぶりの天皇杯Vに王手をかけた。鹿島との準決勝に1―0で勝利。前半27分、DFマウリシオ(26)が決めた先制弾を、鉄壁の守備で守り切った。前身の三菱重工時代から数え、通算7度目の優勝と来季アジアチャンピオンズリーグ(ACL)出場権を懸け、9日の決勝では埼スタで仙台と激突する。

 待っていたのは甘〜く手荒い祝福だ。宿敵の鹿島を倒し、決勝進出。68歳の誕生日を迎えたオリヴェイラ監督を祝うには最高のシチュエーションだった。試合後、選手全員でハッピーバースデーを歌い、指揮官がケーキのろうそくの火を消した。次の瞬間だった。興梠の右手がケーキを監督の顔面に――。

 「僕にしか、できないでしょ。(監督は)怒ってたのですぐに逃げました」。興梠はいたずらっぽく笑った。監督の顔はクリームまみれ。全員が拍手喝采で祝った。これぞ勝利のうたげだった。

 むろん、ピッチの上は戦場だ。指揮官は「選手でなく戦士になれ!」と送り出した。前半27分、マウリシオのヘッド弾で先制、その後は我慢の連続。終了間際には宇賀神がゴール寸前で相手シュートをかき出すビッグプレーを見せた。「思い出せないくらい必死でした」と宇賀神。執念で1点を守り切った。

 オリヴェイラ監督は天皇杯に懸けていた。槙野は言う。W杯から帰国した7月、体を休めたい時期だったが、指揮官から同11日の天皇杯3回戦J2松本戦への出場を懇願された。「時間をかけてプレゼンを受けました。この天皇杯に勝ちたいんだと。それで決意しました」と言う。

 鹿島戦の2日前からは全員が一緒に食事を取り、結束を強めた。通常、非公開の前日練習を公開。指揮官はサポーターの来場、応援旗の持ち込みを呼びかけ、選手の士気を高めた。約350人のサポーターが駆けつける中「埼スタに帰ってこいよ、という声も聞こえました」と槙野。魂を震わせた。

 12大会ぶり天皇杯Vを懸けた決勝は9日、仙台と激突する。もっと大きなケーキで、ど派手な勝利のうたげまでマジック1とした。

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