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西野ジャパン初白星!乾&香川の“ホットライン”躍動でW杯へ明るい兆し

[ 2018年6月12日 23:53 ]

国際親善試合   日本4―2パラグアイ ( 2018年6月12日    インスブルック )

<日本・パラグアイ>後半、同点ゴールを決め喜ぶ乾(中央)(撮影・西尾 大助)
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 6月14日開幕のW杯ロシア大会に臨む日本代表は12日、オーストリア・インスブルックで親善試合パラグアイ戦に臨み、4―2で勝利した。西野監督就任後2戦連続完封負けという悪い流れの中で先制を許すも、MF乾(エイバル)の2発などで逆転勝ち。トップ下で先発したMF香川(ドルトムント)も1得点2アシストと活躍するなど“元セレッソ・ホットライン”が輝きを放ち、W杯本番へ向け明るい兆しが見えた。

 日本はスイス戦からDF酒井高徳を除くスタメン大量10人を入れ替え、前回と同じく4バックを採用。1トップに岡崎、トップ下に香川を起用した。

 右サイドの武藤や岡崎を中心に積極的に動き回り、裏へのスペースを突こうとするも最後の場面でボールが合わず。決定機を作れないまま迎えた前半32分に失点を許す。

 ゴール前でパスを受けたO・ロメロ(上海申花)がボールを浮かし、反転しながら左足を一閃。ゴール右隅へ突き刺さる華麗なプレーでみせた。

 1点を追いかける日本は後半頭からDF酒井宏を遠藤に代え投入。すると同6分、DF昌子からの縦パスをMF香川がダイレクトでMF乾へ落とし、左から中央へドリブルで切り込んだ乾がそのまま右足でシュート。キレイな弾道でゴール右上隅を揺らし西野ジャパン待望の初ゴールが生まれた。

 同点に追いついた日本はさらに攻勢に転じ同18分、右サイドを駆け上がったFW武藤が中央を見ながらグラウンダーのパス。これを中央で香川が右足アウトサイドでわずかにタッチ。香川の後方に走り込んでいた乾へと渡り、ペナルティエリア手前から右足でシュート。これがGKに触れるも、ボールは転がりネットに吸い込まれて逆転に成功した。

 同32分にはMF柴崎のFKから相手のオウンゴールが生まれ、リードを2点に広げた。

 後半45分には1点を返されるも、試合終了間際に香川が個人技から追加点を決め4―2で振り切った。

 かつてC大阪のチームメートとしてコンビを組んだ乾と香川の“ホットライン”が見事な逆転劇を演出。トップ下で先発した香川は1得点2アシストの活躍で乾とともに躍動した。

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